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WHISPER CONVERSATION 01

WHISPER CONVERSATION 01

NEWブランド始動記念・ゲームクリエーター対談Vol.1

世界を股にかけて活躍するサウンドプロデューサー/アートディレクター『Baiyon』がMHz inc.と 共にアパレルブランド『Whisper Not』を始動。その独特な感性で新たなプロダクトに挑む氏が、 洋服を通して各界のクリエイターとディープなコミュニケーションを交わす対談連載。 記念すべき第一回目のゲストは、PS3ソフト『TOKYO JUNGLE』で2012年のゲーム界を騒がせた、株式会社クリスピーズ代表・片岡陽平氏が登場。

Vol.1 私が必要としてたもの。それは『○○』だった。

BAIYON : 昔からずっとMHzと一緒になんかやろうよって言ってたんだけど、 ようやく『ウィスパーノット』って名前のアパレルブランドを一緒に立ち上げることになって、 長い期間企画を詰めていくうちに、プロダクトとしての『洋服』だけではなく『ストーリー』も絶対必要だということが見えてきて、 洋服のテーマに沿って語り合えるコンテンツも作ることにしました。 その一発目のゲストには、やっぱこの人しかいないだろう。ということで片岡君にお願いしました。

片岡陽平(以下・片岡) : よろしくお願いします。

BAIYON : 『Whisper Not』の第一弾アイテムとして、このTシャツを出す予定なんだけど…

片岡 : 『MOTHER(糸井重里氏が手がけた傑作RPG)』サウンドトラックのオマージュだ。

BAIYON : そう。『MOTHER』では「All That I Needed (was you) =私が必要としてたもの。 それは、あなただった…」なんだけど、「was you」以降を空欄にして、ユーザーに埋めてもらいたいなと思って。

片岡 : 縦組みで書かれた文字もいいね。 ふとした瞬間に文章だって気付くくらいの感じ。

BAIYON : うん。決して暑苦しくしたかったわけじゃないから、やんわり伝わる方がいい。 あと、ブランド・アイコンの『カギ』の形をしたオリジナルのマジックも付いてくるので、これで書いて欲しい。

片岡 : これも付くんだ。すごいね。

All That I Needed (was you) Tシャツ

片岡 : 実は、来る前に辞書を引いて色々考えたんだけど… 考えれば考える程「was you」が偉大すぎて、 どんな言葉入れても自分が小さく見えちゃうんだよね。

ーーお二人のルーツになってる、あのヒト(糸井重里氏)の幻影が出てきましたか?

片岡 : そうそう。あのヒトがぽわ〜んと出てきて、「それちっちゃくない?」って言われそうな…。

BAIYON : でも、マジックはオプションなので、書かないのも正解!後日書いても良い。

片岡 : シャツがくたびれてきた頃に「そろそろ入れるか!」って決意して書いても良いんだね。

BAIYON : 誰かに酔っぱらって書かれちゃうとかでも良いかも。

片岡 : 彼女にやたら重いこと書かれるとか(笑)。

BAIYON : ちなみに『文字』を書くの好き?

片岡 : 苦手だよね。『文字』ってその人の人間性が伝わりすぎちゃう気がして。
今回のお話をもらってから、モノ作りの源泉として一番大事にしていること何かな?って考えたんだけど、『衝動』しかなかったんだよね。

ゲームって、初期衝動を維持していくのが一番大変なんですよ。 お金のこととか、仕様のこととか、納期のこととか、いろんな都合を考えながらチームで進めていくので、雑念が入ってきてしまう。 一番最初の衝動に対して真面目に向き合い続けることが大変で。 だから如何に『衝動』の純粋さを持ち続けてゲームを作れるかが、自分のミッションであり、アドバンテージだとも思ってる。

この仕事を始めた経緯も、学校を途中で辞めて会社を設立したりだとか、 ほとんど本能というか、欲求にまかせてガーッといったところがあるので。 たぶん結婚する時も子供が先にできると思うんだけど(笑)。

BAIYON : 『衝動』と言えば、「よく見かけるバイト募集の紙に16歳からって書いてあったから。」 という理由で16歳の誕生日に高校をやめた友達がいるんだけど、 その馬鹿さ感は結構好きで、そういう気持ちは忘れたくない。

片岡 : 分かる。お互い筋道立てずに生きてるよねぇ。

BAIYON : 俺は立ててますよ(笑)。

片岡 : そうかなあ(笑)。
『衝動』に向き合い続けることは、絵を描いたり漫画を書いたりしている人に取っては当たり前なことだと思うんですけど、 ゲームを作る時にはそれが困難な状況が多いんです。当たり前だけど忘れないようにしないといけない。

BAIYON : 俺とは違って、一番上の立場やから難しいやろね。

『衝動』のような強い感情を人に伝えようとすると、周りの状況や空気に緊張感を与えてしまいますよね。そのとき片岡さんはどういう行動をとるんですか?

片岡 : 俺ダメなんですよ。そのときのアクションは『怒り』が多いですね…。
「あのさーっ!(机をバンバン叩く)。何でこうなるの!?そうじゃないじゃん!!」ってなるんですよ。 周りからしたら「 こいつには何を言っても無駄だな」って状況になってしまいます(笑)。

BAIYON : 怒り過ぎ(笑) 。

片岡 : 知り合いのプロデューサーは、部下の言葉遣いが悪かったり、筋が通ってないメールが送られたりすると、 すぐ怒鳴りつけてたらしいんですよ。 でもそれだとダメだなって思ったらしくて、怒る前に、子供の頃から大好きだったマイケルジャクソンのゲームを立ち上げて、 5分だけ遊んで、子供の時の気持ちを思い出してから声をかけるんだって言ってた(笑)。

BAIYON : じゃあ、片岡君の場合は『MOTHER』だね。ライブハウスのシーンの直前とかでセットしておけば良い(笑)。でも、気づかんうちに怒ってんのかもしれないですね。俺も。

片岡 : ゲームを作ってるのに怒ってないとしたらすごい。 『PixelJunk™eden』のインタビューとかでも「プログラマーが同じ模様の草を並べてたんです。ありえないでしょ!」みたいなこと言ってたじゃん(笑)。 気持ちはわかるけど、プログラマーはとりあえず置くでしょ。

BAIYON : いや、それを全部直す。その人がイヤって言ってもなんとかお願いして(笑)。RGBの数値を1だけ直すとか延々やった。

片岡 : それ、誰にも解ってもらえないよね。

BAIYON : うん。 サウンドのループのポイントがバグでコンマ何秒ずれてるとか、誰も気づかないわけ。でもひたすら聞きながら独りでやってた…。 でも、今はそれじゃ出来ることが限られてしまうって解ったから、もっと俯瞰した方向性でクオリティを追求できる立場にならなきゃいけないと思ってる。

次回Vol.2へ続く

プロフィール

片岡陽平(かたおか ようへい)

ゲームディレクター/株式会社クリスピーズ・代表取締役

宮崎県生まれの27歳。 株式会社クリスピーズ代表取締役『TOKYO JUNGLE』ディレクター。 宮崎から上京し美術専門学校に入学後、SCEのクリエイター発掘プログラム「ゲームやろうぜ!2006」に応募し合格。 21歳の時に株式会社クリスピーズを設立する。 最新作「TOKYO JUNGLE」では、企画の立案から、ゲームデザインやアートワークのディレクションを行う。 また、ゲームと併せてパッケージやポスター、PVといった広告素材のデザイン、監修を行い、 その型破りなゲーム内容とパッケージ、プロモーションは国内外で話題を呼び、新規タイトルとしては異例のセールスを記録した。

TOKYO JUNGLE
人類が消え、動物たちの弱肉強食の世界と化した東京が舞台のサバイバルアクションゲーム。
プレイヤーの目的は、50種類を越える動物を操り、ひたすらに生き延びること。
ランキングを通して全世界のプレイヤーと競うサバイバルモードと、人類が消えた謎に迫るストーリーモードという2つのモードを楽しむことができる。

Baiyon(バイヨン)

サウンドプロデューサー・アートディレクター 

2008年/アート&サウンドを手掛けたPlayStation3ソフト『PixelJunk™Eden』を発表し、 独特のアートとサウンドが融合した世界観が大きく反響を呼び、世界最大のゲーム開発者向けカンファレンス 「GDC」で行なわれた「Independent Games Festival Awards」3部門、「GDC Choice Awards」1部門と、 国産タイトルとしての初ノミネートにも関わらず4部門ものノミネートという快挙を成し遂げる。
2012年6月アート&サウンドディレクション、コンセプト等を手掛けたPlayStation®Move専用タイトル”PixelJunk™ 4am”が発売された。PlayStation®MoveとPlayStation® Eyeを使いインタラクティブなビジュアルと共にテクノ、ディープハウスを基調とした様々なサウンド、エフェクトを駆使して自分のパフォーマンスをリビングルームからPlayStation® Networkを通してライブ配信する事が出来るという斬新なコンセプトが話題となった。
それ以後、積極的にコラボレーションを展開、LittleBigPlanet2への参加、 米のゲーム専門誌「GameDeveloper」マガジンにてゲーム業界の重要人物50人に選ばれる。
また積極的に各地で講演も行っており、2012年には46ヶ国243ヶ所で行なわれたGlobal Game Jamのビデオ基調講演をウィル・ライトらと共に務めた。 

PixelJunk™ 4am
PlayStation Moveを操作して音楽を演奏する、 オーディオビジュアルコンポーザーゲーム「PixelJunk™」シリーズの最新作「PixelJunk™ 4am」がPlayStation Storeで配信されている。
“バーチャル・オーディオ・キャンバス”と呼ばれる空間内でPlayStation Moveを操作することで、 トラックやサウンドエフェクトをコントロールし、楽器のように音を鳴らして自分の曲を演奏することができる。
プレイヤーの演奏 はリアルタイムにネットワーク配信され、無料のビューアーを使うことで誰もがその演奏を聴くことができる。
また、本作ではシリーズ第3弾「PixelJunk™Eden」でサウンドとグラフィックを手掛けた、 マルチアーティスト・Baiyonが、すべてのサウンド、アートディレクション、アーティスティックコンセプトを手掛けている。

Whisper Not
Baiyonをアートディレクターに迎えた、MHz 新ブランド『Whisper Not』始動。

第一弾アイテムとして、ブランドID『鍵』をモチーフにしたマジックペン付きTシャツをMHz SHOPにて発売開始

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