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Murder Channel「ブレイクコア・ガイドブック(下巻)」

商品番号 : MRD-BOOK-002

販売価格 2,530円(税込)

定価2,530円(税込)

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【Murder Channel「ブレイクコア・ガイドブック下巻 」】

現在MHzSHOPと合流した『GHz music store』の店長兼バイヤーを務め、
レーベル『Murder Channel』を運営する梅ヶ谷雄太氏によるブレイクコア完全解説が発売決定!

マニアな視点からもライトな視点からもブレイクコアの歴史を楽しんで貰える渾身の上下巻刊行!

以前MHzで発売した「ドロヘドロ」のサントラ実現に至るキーマンでもある梅ヶ谷氏の
膨大な経験と知識をもとに製作された、日本初の正式なブレイクコアに関する書籍となる。

世界の名だたる27アーティストのインタビュー2巻合計約60万字、
貴重なホームスタジオやライブ写真もオールカラーで掲載!

《掲載内容》
●上巻/第一世代達を扱った「オールドスクール・ハードコア・インダストリアル・メタル」
●下巻/2000年代中盤の多様化を見せた、ブレイクコア黄金期から現在の最新事情までを扱った、
「ラガコア・ブレイクビーツ・マッシュコア・カットアップ・ジャズ・IDM・エクスペリメンタル・ レイブコア・アシッド」
●上・下巻両方共A5判並製200ページ、オールカラー

著者:ブレイクコア・レーベル「Murder Channel」梅ヶ谷 雄太
Murder_Channel Twitter:https://twitter.com/Murder_Channel

●MHzSHOPでご購入いただける梅ヶ谷氏の厳選CDはこちらから!

Shopping Guide(English) / For foreign customers

上・下巻ともに、ブレイクコアにまつわる多角的なコラムや分析記事も掲載。
「ブレイクコア用語解説」
「ブレイクコア・レーベル紹介」
「ブレイクコアの起源とムーブメントまで」
「メタルとブレイクコアの邂逅Metal Breakcore」
「Murder Channel ライブの記録集」
「Should we stick to Breakcore? by Miii」
「ブレイクコア・アーティストによる別名期活動」
「ブレイクコア・アーティストによるオフィシャル・リミック」等

●アーティスト一覧
【上巻】
■Venetian Snares レゲエ、ジャズ、クラシックをも包摂するブレイクコアの第一人者
■Rotator ブレイクコア代表するPeace Off主宰するシーン総支配人
■Christoph Fringeli 総本山的レーベルPraxisを創業したブレイクコアの守護神
■Drumcorps 楽器を同時生演奏のパフォーマンスでワールドワイドな人気
■DJ Scud 強烈なアティテュードでブレイクコアの原型を作り上げた先覚者
■Igorrr デスメタルやバロック、オペラをも融合させるフランスの鬼才
■Bong-Ra デスメタルから乱入し、撹乱して立ち去っていったデストロイヤー
■他Doormouse、Dev/Null、Droon、Baseck、Ladyscraper、DJ Skull Vomit、SA†AN等

【下巻】
■Xanopticon 超細密プログラミング近未来的電子音ブレイクコアで騒然
■Jason Forrest 懐かしディスコやカントリー歌手も動員して踊りまくる人気者
■Ruby My Dear カオティックでプログレッシブなビートに美メロを載せる音の芸
■Gore Tech サイバーパンク&メタルな世界観でWarStepを提唱する第3世代
■FFF 膨大なコレクションから的確なサンプリングで同業者からも信頼
■Electromeca 野太いベースにサイケ感でビートジャンキーから熱烈な支持
■UndaCova 超複雑グリッチ・ビートに高速展開するフラッシュコアの真髄
■他Cardopusher、Deformer、Shitmat、Drop the Lime、Sickboy、OVe-NaXx等多数

●インタビュー掲載アーティスト(敬称略)
DJ Scud / Christoph Fringeli / Rotator / Baseck
Droon / Passenger of Shit / L?K?O / Bong-Ra
Drumcorps / Dev/Nul / DJ Skull Vomit / Ladyscraper
FFF / Gore Tech / Munchi / Stazma the Junglechrist / Drop the Lime
Jason Forrest / Knifehandchop / Sickboy / OVe-NaXx / Ruby My Dear
UndaCova / Xanopticon / Twenty Knives / KA4U


本書は、日本で最初に正式出版される「ブレイクコア」に関する本である。
ブレイクコアとは90年代中頃から後半にかけて、
イギリス、アメリカ、ドイツ、オランダ、フランスなどで同時多発的に生まれた音楽ジャンルの一つであり、
様々な音楽的手法やバックグラウンド、思想をハードコアなダンスミュージックにねじ込ませたハイブリッドな電子音楽のスタイルである。

ブレイクコアは日本国内においても、
ハードコア・テクノ、ドラムンベース、ベースミュージックなどのダンスミュージックのリスナーや、
IDM、エレクトロニカなどの実験的な電子音楽シーンのリスナー、
メタル、グラインドコア、ノイズなどのエクストリーム系ミュージックのリスナーからも支持されており、
決して一般向けの音楽ではないが長年に渡って陰ながら日本の音楽シーンに影響を与えている。

日本にブレイクコアを輸入し根付かせた重要なレコードショップであり、
レーベルでもあるElectro Violence(旧Minor's Holiday/Breakcore Records)の存在は大きく、
国内のブレイクコア・シーンだけではなく、海外のブレイクコア・シーンでもElectro Violenceの影響力は凄まじかった。

同じく、東京にあったレコードショップBuy or Dieとwarszawaも積極的にブレイクコアのレコードを取り扱っており、90年代後半から2000年初頭には日本にもコアなブレイクコア・ファンが存在していた。

その後もアンダーグラウンドな電子音楽シーンを中心にブレイクコアは人気を得ていき、
ブレイクコアの黄金期とされる2000年代中頃には、
Disk Union、Jetset Records、Cisco、Guhroovyといったレコードショップから、Tower Records、HMVなどの大手レコードショップでもブレイクコアのレコードやCDがプッシュされるまでになった。

そして、ブレイクコアを専門的に扱うブログも登場し、
音楽系ウェブマガジンにてブレイクコアの特集が組まれたり、
海外アーティストも頻繁に来日するようになり、ブレイクコアは日本の音楽シーンに根付いた状態となった。

だが、ブレイクコアの歴史や情報をまとめる様な記事や資料集などは、
日本においてはほとんど存在していなかった(ブレイクコアの性質上、存在しないのも仕方がないのだが)。

自分はブレイクコアと出会って20年程経ったが、
まさか日本で最初となるブレイクコアの書籍を執筆する事になるとは夢にも思わなかった。

ブレイクコアが誕生してから現在までに、海外ではブレイクコアを専門的に扱うフリーペーパーとZineは多数存在したが、書籍となるとスペインのBelio Magazineが2008年に出版した『Pencilbreak』というアートブックぐらいだろうか。
これは、ブレイクコアのレコードやフライヤーなどを集めたアートブックであり、
Droon、Dzgnbio、FFF、Inkcore、Nikibi、Pastee、Raoul Sinier、Sekitaniといったデザイナー達の作品を中心にした内容であった。

国内におけるブレイクコアに関する書籍や情報をアーカイブしたサイトなども無いので、
お手本や模範とする様な素材が無く、自分がブレイクコア・シーンに関わって得た経験と知識だけを元に本書は作られている。

上巻では、ブレイクコアが誕生するまでのルーツとなったハードコア・テクノやデジタルハードコアの作品から
ブレイクコアを形成したオリジネーター達へのインタビュー、
そして、メタル/パンクを素材にしたエクストリームなブレイクコアの作品をまとめており、
いかにブレイクコアがハードコア・テクノやメタル、パンクといったジャンルと親和性が高いかを検証してみた。

上巻はブレイクコアの反逆精神や攻撃性を主軸にした90年代のアンダーグラウンド・ミュージックの息吹も感じられるはずだ。
特に、初期ブレイクコアが持っていたエネルギーや姿勢の部分には、
ハードコア・パンク、デスメタル、グラインドコアといったエクストリーム・ミュージックともシンクロしているので、それらのリスナーの方にもブレイクコアはおススメしたい。

続く下巻では、ブレイクコアの第二世代とされるアーティスト達の作品や2000年代に生まれた新たなブレイクコアのサブジャンルであるレイブコアやラガコアなどをまとめており、上巻と下巻の2冊でブレイクコアの歴史を出来る範囲でアーカイブ化している。

商品サイズ表

寸法
A5判

素材について

出版社ページ数
パブリブ200ページ(オールカラー)

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